国土強靱化年次計画2022の概要ー1

1. 2022年度の取り組みのポイント

 

(1)プログラム推進のための施策の充実・強化

①5か年加速化対策の推進

・令和4年度までに約7.2兆円を確保。

・国庫債務負担行為(※)の柔軟な活用等を推進。

(※)国が研究期間分だけ継続的に負担すること。

 

②地域の強靱化の推進

・地域計画は97%の自治体で策定が完了。

・「目指すべき将来の地域の姿」を示し、実効性地域計画へ改善すべき。

 

③官民連携の促進と「民」主導の取り組みの活性化

・災害発生後に民間企業主導で災害復興を可能にするべき。

 

④広報・普及啓発活動の推進

・理念や効果のわかりやすい発信(中身)

・情報発信手法の検討(媒体)

・関係機関による主体的な取り組み(主体)

 

⑤個別重点事項

・気候変動への対応

・予防保全等による老朽化対策

・防災研究におけるニーズとシーズを把握

・過去の災害の原因、防止策を検討(R3.7月豪雨/福島県地震)

 

(2)国土強靱化基本計画の変更に向けて

 

・現在の基本計画策定から3年経過したことに鑑み、時期基本計画の見直しの検討に着手

・見直しにあたり、これまでの取り組み/国土強靱化の理念/社会情勢の変化/近年の災害からの知見/地域や民間の取り組み/計画体系のあり方 等の議論が必要。

 

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【気になったポイント】

①-A 予算7兆円でできることは?これで十分なのか足りないのか。

②-A 地域計画策定は97%の自治体が終えている。目指すべき姿が曖昧な状態で、妥当な計画など立てられるのだろうか。

③-A どんな民間団体が国土強靭化を担っていくのだろうか。鉄道会社とか?

④-A 関係府省庁とは具体的に?内閣府国交省農水省あたりかな?